始めに 及び第8回国際アネキシン会議に参加して

2015年10月

汾陽光盛・北里大学獣医学部獣医生理学研究室


  2015年9月8日から11日までオランダで開催された標記学会に参加しました。本学会は、ヨーロッパを中心にアメリカとオーストラリアを交えた国際学会で、今回日本からの参加者は私と東大の学生さん1名でした。 1999年に最初のアネキシン会議がイギリス、ケントで開かれました。その後しばらく時間を空けて 2003年にカナダバンフで開かれて以来、2年ごとに開催されています。イギリスのRod Flower (A1の発見者) Stephen Moss を始めとするヨーロッパ各国のコアメンバーによって維持されていますが、学会組織はとらずに専ら 2年に1度の国際学会を充実させてきました。ヨーロッパコンソーシアムを作り大型予算の獲得などもやっていたようですが、かすかにうかがい知るだけで詳細は分かりません。参加者はそれぞれ各自の専門分野を持ち、アネキシンに出くわして、その研究を始めたという例が多いようです。今回は、オランダ、英国、フランス、デンマーク、ポーランド、スペイン、スエーデン、スイス、イタリア、ドイツ、カナダ、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、シンガポールからの参加者を確認できました。アネキシンは1~13まで、12が欠番なので 12種類がありますが、 A1、A2、A5、A6、A8に関するものが目立ちました。アネキシンの膜修復作用、妊娠維持作用、マイクロベジクルによる細胞外移送、細胞増殖・分化、がんとの関連など内容は多岐にわたりますが、関連演題もあり注目されている課題のあることが伺えます。
  次回はニューヨークで2年後に開催されます。アネキシンのイントロスライドを省略して話を始められる学会は私には大変楽しいものです。日本にもそういう「場」があればと思います。  2年後にニューヨークにご一緒しませんか?

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